2018年6月19日火曜日

なぜ嘘をつくのか?理由と原因を考察分析。狼少年の心理

今回は「嘘」について考察と分析をしてみます。
色々頭の中や思い出を整理してみて、一つハッキリしたのが境界線が不透明で曖昧なアンクリアなものなのだと思いました。

本人は嘘をつくつもり(潜在意識の是非は除く)がないけども、周りからは嘘をついたと思われれば嘘つきです。
本人がいい間違いをしたケースや大袈裟に表現をしてしまった場合も周りの印象で嘘だと思えば嘘つきになる。


イソップ童話の「オオカミ少年」なんかは、わかりやすい例ですね。
注目を浴びたかったのかいたずらをしたかったのか、主人公が「オオカミがきたぞー!」と周りを困らせていたら、本当にオオカミが襲撃した時に「オオカミがきたぞー!」と言っても周りは信じてくれなかったという話です。

事実を元に人間関係を作る、真実の重要性と嘘の危うさ、周りに持たれた印象が信頼関係を構築する大切さを説いた好きな童話です。



お師匠様には前話しましたが、中学生の頃に忘れられない話があります。
中学生の時も人気者だったと思います。

ただ、生意気で影響力もあったせいか、周りからの評価は好き嫌い真っ二つだったと思います。
校風も陰湿でジメジメしたところがあったせいか、あくまで自分の主観ですが、嫉妬や妬みといったものを初めて経験しました。

ある時、「お前、自分のことカッコいいと思ってるだろ」と突然別のクラスの奴に言われたときは、思考が停止してしまいました。
怒りとかの感情を超越して、頭が真っ白になってしまいました。

家庭環境の鬱憤を晴らすように、仲の良い奴等と馬鹿話をしていた時の話です。
トイレだか掃除だかで席を外した際に、いきなり言われた言葉です。
「お前の話って、嘘ばっかりだな」
すれ違いざまに言われ、言い返す間もなく立ち去られました。
相手はクラス替え当時、名前が近いという理由で仲を良くしていた程度の相手です。




お師匠様にはそのエピソードを話しましたが、周りが喜んでいるから大袈裟に話した以外の何物でもありません。
確かに事実関係のみを論点にすれば、いい間違いや記憶違い、誇張表現は多分にあります。
自分を正当化するつもりはありません。
ただ単純に、自分の行為がそこまで咎められるものなのかと考えると釈然としないのです。


良くも悪くも私の思い出は、嘘についての良い思い出がありません。
思い返すと、義理の親父も母親も嘘をつく傾向がありました。

母親は見栄を張りたい一心でよく嘘をついていました。
義理の親父はギャンブルの負けを隠す口実として嘘をついていました。

「親を見て子は育つ」ではないですが、自然とその思考パターンや会話の組み立てを受け継いでしまっているのだと思います。

現時点では、どのエピソードが原因で、嘘をつく自分が形成されたかはハッキリと見当がつかないので、エビデンスを調べてみました。



印象ですが、子供は大人よりもよく嘘をつく傾向があると思い、子供のウソの原因について調べたところ、なかなか興味深い記事を見つけました。


『ママがいつもイライラして、感情的に怒りがちだと子どものココロも安定せず、自分に矛先が向かないように取り繕うような嘘をついてしまうんです』

『小さい子どもでも「ママが今日は機嫌が悪い」とか「あんまり笑ってない」ということには敏感に気づくものです。
そんなときに、なんでもないように装えば、「嘘をついているな」と子どもながらに感じてしまいます。
そうすると、子どもも何か悲しいことがあっても、なんでもないように振る舞うようになるんですね。
これは、大事な感情を偽って嘘をついていることになります』

『ホントのことを隠すのは怒られたくない心理から』
(mamatenna「子供が嘘をつく、虚言の原因と対策方法を心理カウンセラーに聞いた!」横浜心理ケアセンター 椎名 あつ子談)


……あくまで自分のケースですが、母親は苛烈な性格でした。
キュウリを残しただけでアジシオの瓶を投げられたり、塾のテストの点が悪いと掃除機で殴られたり、それでもテストの点が悪いとお仕置きと称して夜中の墓地に置き去りにされたりしました。
大人になって経験も積んだ今となっては、笑って話せる話ですが、子供の頃はどれ一つとってもいくら泣いても泣ききれませんでした。

母親は感情の起伏が激しかったので、相手のご機嫌を伺うという回路が出来上がったのだと思います。

敏感かどうかは別として、母親の浮き沈みはある程度感じ取れたと思うので、自己表現よりも母親の感情調整の方が上手くなってしまったと思います。



同様に、嘘をつく人の特徴について調べてハッとしたことがあります。

『怒られたくない。
ずばりこれが嘘をつく最たる例ではないでしょうか。
自分の評価を下げたくない、傷つきたくないという理由で事実を隠すための苦し紛れの言い訳を考える、嘘の大小に関わらず皆さん誰しも一度は経験があると思います』
(Mayonez「嘘をつく人の特徴・心理と原因・対処法|嘘をつく癖を改善する方法」より抜粋)

お師匠様との関係で言えば、これに尽きると思います。

他にも、
「相手を陥れたい……深い潜在意識は断定できないので置いておきますが、該当しづらい部分です」
「相手に認められたい……子供の頃は確かにあったと思います。大人になってからはやはり該当しづらい部分です」
などがあったのですが、しっくりはきませんでした。

驚いたのは、人によっては嘘のメモをわざわざ作ったりするそうです。
政府の公文書偽造であてはめれば同じ方向性なのだと思います。

「怒られたくない」の部分に話を戻しますが、正直気づきませんでした。
嘘をついた記憶を思い出したのですが、しょうもないことしか思い出せませんでした。

「パチンコに行ったかどうか」とか「ゲームをしたとかどうか」ばかりです。
お師匠様と行動したての頃は、ふかしやほら話もしたと思いますが、最近では該当しないと思います。

中華を皆で食べに行ったときに、とても巨大なオニゴチを釣った話をしましたが、若干大袈裟に表現したように思えます。
あの頃は「嘘つき」というテーマは無かったと思いますが、言い終えたときに(1mって言った方が確実だったな)と内心反省してました。

自分が認めたくないだけで大嘘もきっとあるでしょうが、それらに関してはお師匠様からご指摘頂けると助かります。

例えば、「いつパチンコ行ったんだ」「最近は行ってません」
その最近に関しても、(3日前に行ったけども、3ヶ月で3回くらいしか行っていない。最近と表現した方が妥当だ。その方が印象が良さそうだ)
という心理の表れだと思います。

この「印象が良さそうだ」と判断する深層意識こそが、厄介な存在なのではないか?と最近は分析と考察をしています。


今日のまとめですが、「怒られたくない」という心理は大きく働いていると思います。
「怒られたくない」から取り繕うようなことを言ったり、つじつまを合わせるような言動をしたりしていたのだと思います。
その結果、印象操作をしてしまうのが「嘘の原点」だと思います。

合わせて、「なぜ作り話をするのか?」も考察と分析をしてみたいと思います。
次回はドラゴンボールのまとめかタクティクスオウガのまとめを載せようかなと思っています。

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