2018年7月22日日曜日

幻想水滸伝を考察と分析。心から楽しめる居場所と団結の力

幻想水滸伝を考察と分析。
今回は、普通にプレイしていては陽の目が当たりづらい108人の仲間達に焦点を当ててみたいと思います。
ちょっとした箸休め的な記事です。

兄弟弟子さんの好きなセリフですが、「皆違って、皆いい」というのが論点だと思います。
ゲームプレイしているとついつい、贔屓枠ではないですが、お気に入りのキャラでパーティーを組んでプレイしがちです。



不動の人気キャラのルックさんはカッコいいですし。
幻想水滸伝3で敵キャラになったのには驚きました。

後は、シリーズ恒例のビクトールさんやフリック、テンガアールやフッチ、カスミやバレリア、クライブ当たりも人気があると思います。
長いシリーズの記事になるので、彼等彼女等は出番が多いと思うので割愛致します。




幻想水滸伝1で真っ先に思いつくのはガスパー。
ミニゲームとして、ちんちろりんがプレイできるのですが、456賽ならぬ123賽をわざわざ使ってくれているかのごとく、とにかく弱いです。

得意技のしょんべんと123の出目で、解放軍の資金稼ぎに大変協力してもらいました。
倍々で掛け金が増えていくので、特別リセットをしなくてもすぐにお金がカンストしてしまいます。



こちらの女性は噂好きのオニールさん。
ゲームをしていて目的や次に何処へ行けばいいか迷った時に色々と教えてくれます。

ゲームをプレイしていると、ついつい108人の仲間達にばかり意識が向いていますが、戦場に出向く兵士もいれば、城の中で兵士達を温かく出迎える方達も重要な仲間達です。




料理人のアントニオさんも同様です。
宿屋のマリーさんなんかが正にそうですが、主人公の坊ちゃんが帝都グレッグミンスターのお尋ね者になった際に、事情も聞かずに匿ってくれました。
もし、マリーさんの何気ない善意がなければ、解放軍の活動の灯は消えてしまっていたかもしれません。

アントニオさんもゲームをプレイしていると、全くと言って陽の目が当たらないキャラの一人ですが、兵士達からすれば美味い飯が一番の楽しみだと思います。
解放軍の強さは、こういう何気ない人達の大きな協力の積み重ねな気がします。



個性派な仲間はまだまだいます。
ただの遊び人に、絵描きさん、図書委員です。

子供の頃は108人集めるために、最早作業のように仲間を仕方なく集めていたのですが、いざ記事として一人ずつ焦点を当てるようにすると、視点がまるで変わります。
常時、本拠地に1~2万人もいるとは思えませんが、娯楽は士気の維持=モチベーションに大きく影響しますからね。



特に幻想水滸伝Ⅱからは、パーティーメンバーの入れ替えは「酒場」で行うのですが、酒場の主人のレオナさんの綺麗なこと綺麗なこと。
魅力的なキャラ揃いの幻想水滸伝メンバーが酒場にたむろしていると思うと、兵士やサポートの女性の方達も意気揚々になりますね。

そんな視点で考えたことはなかったのですが、心から楽しめる「居場所」があったからこそ、解放軍やⅡの都市同盟軍は強かったんだと思います。




絵描きのイワノフさんや図書委員のユーゴの存在価値も大きいと思います。
私達自身がそうですが、偉大な歴史的な人物の話を聞けば、憧れや学びという形で沢山影響されますし、一枚一枚の名画によって心を揺さぶられてきました。




歴史は勝者にとって都合の良い歴史ばかりだと思いますが、名もなき絵描きや作家の方達の一作品一作品はどれも大きな価値があると思います。




また、環境や他者の影響によって、自分の本来の力が目覚めるケースもあります。
初期の仲間達で見れば、山賊やコソ泥、海賊など一歩間違わなくても犯罪者集団ばかりです。



しかし、同じ思いと意志の繋がりが合わさり、同じ方向に向かって力を合わせることで、大きな影響にも繋がるのだと思います。

『おしえてください 運命とは、定められたものでは…

いかに無力を感じようとも、人は意味なき存在ではありません』

……幻想水滸伝シリーズは、同じ目標と価値観に向かって団結することが奇跡をも起こせるということを伝えたかったのだと思います

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