お師匠様から色々な表現で教えて頂いたことですが、私はこう確信しています。
「情報の質が人生の質を決める」
と。
情報はとても奥が深い価値観だと思うので、自分をしっかりと分析と考察をすることで、少しでも価値のある落とし込んだもの(ドリップ)
した情報を皆様と共有できればと思います。
幾つもシリーズ物になると思うので、末永くご愛顧頂けると嬉しいです。
私の人生を振り返ってみると、本当にしょうもないことばかりに興味を持つように出来上がっていました。
大好きなゲームの続編が出れば、いてもたってもいられなくなってしまいました。
大好きなパチンコの機種の続編が出れば、「あそこの店で朝イチからいっちょやったるか!」とそわそわしてしまいました。
大好きな動画を見つければ、寝る時間を削ってでも一気見をしてしまいました。
大好きな漫画をいつまでもいつまでも読み続け、家に帰っても単行本で一気読みする始末。
一言で言えば、私は感情的な傾向が強いので、その「衝動」を抑えられずに生きてきたのです。
……一体、どれほどの時間を消費して来たんでしょうか?
客観的に人生の質を評価すれば、読者の方達が感じたのと同じ反応だと思います。
「結果的に、人生にとって価値が薄いことにのめり込んでしまった」なと思います。
今回は「身近な情報=カクテルパーティー効果」を中心に考察と分析をしてみたいと思います。
書こうと思ったのは、お師匠様から「関係性の近い情報の別表現があるか調べて欲しい」という任務が出たので、実際に調べてみたところから始まりました。
結論を書きますが、一般的な「関係性の近い情報」を言い表した表現はないんじゃないかと思います。
一番検索で引っかかったキーワードは、「身近な情報」でした。
合わせて、身近の類義語を調べてみたら、「親密」「密接」「手頃」「手近」などが出てきました。
一つ、面白い話があります。
「身近」の反対語は、なんと「広辞苑」にも載っていませんでした。
一般的には、「疎遠」が妥当な解釈だと思います。
そして、疎遠の反対は「親密」です。
脳科学というエビデンスを出す前に、一つの結論に近い考察と分析を出せますが、それだけ人は「身近な情報(関係性のある情報)にしか興味がない」ことが読み取れます。
では、身近な情報=カクテルパーティー効果について、考察と分析をしてみます。
『物やサービスを買う時には合理的な判断だけではなく行動心理が働いており、行動心理学を知る事で、効果的なマーケティング施策を打ち出しやすくなります。
マーケティングに限らず日頃からお役立て頂ける心理学をご紹介いたします
雑音の中から必要な情報を選び出す、カクテルパーティ効果。
こその気がなくてもなんとなく聞こえてくるのがうわさ話。
そんな雑音に振り回されちゃいけねぇよ、と、人にはもっともらしく言うくせに、え? オイラのこと? となると急に聞き耳が立っちゃうコピーライター、Kです』
『騒がしいパーティでも会話が成り立つワケ。
私たちは繁華街やイベント、パーティ会場のようにかなり騒がしい場所でも、自分を呼ぶ声や知り合いが話している内容を聞き分けることができます。
また、たくさんのグループが雑談している中で気になるキーワードをキャッチしたとたん、そのグループの会話が聞き取れるようになります』
『一方で、見ず知らずの人の名や関心のない話は、まったくと言っていいほど頭に入りません。
まるで、聞きたいことだけ聞いて、聞きたくないことには耳をふさいでいるかのようです。
これが、地獄耳(空耳?)を可能にしている「カクテルパーティ効果」
人は、耳や目から入る情報のすべてを同じように扱っているわけではなく、自分に関係のある(興味のある)情報だけを選び出し、そのほかはシャットアウトしているんです。
もちろん無意識に、です。
スゴいと思いません? なぜこんなことができるのかというと、膨大な情報の逐一処理で脳がオーバーヒートするのを防ぐため、のようです。
ムダを省いて効率よく頭を使っているわけですね』
『このカクテルパーティ効果を追体験できる動画が YouTube にいくつかアップされています。
(中略)動画はバスケットの練習で「白チームは何回パスを交換したか」というクイズになっています。
2つのチームが混ざりあうので、よ~く見て数えてくださいね。
動画が静止したところで一度ポーズしましょう。
『答えは13回でした。
でも実はこの動画、私たちの認識力=カクテルパーティ効果をテストするもの。
パスがぐるぐる回る中に現れたクマのムーンウォークに、あなたは気がつきましたか?
私たちの脳は、雑多な情報の中から必要なものだけを選び出し、ほかは無視できます。
この動画では、「白チームのパス交換回数」に注目したことで、本来見えているはずのものが見えなくなったんです』
『あなたに語りかけ、振り向かせる広告。
人は、騒がしい場所でも「自分に関係ある情報」には無意識に注目します。
それと同じように、テレビ、ネット、街の中、大量の広告にさらされても、自分に関係あると直感するとその広告に目が向き、そのほかの広告は意識から消える、という塩梅。
ここでは、あなたが否が応でも反応してしまうバナー広告を考えてみましょう』
『例①:いちばんの「関心事」に振り向いてしまう。
例②:場所や年収など「属性」に振り向いてしまう。
例③:将来の「不安」を突かれ振り向いてしまう』
(RICHOのダイレクトマーケティングより抜粋)
……流石、リコーですね。
本当に勉強になりました。
更に追って、調べてみたのですが、1953年に心理学者のコリン・チェリー (Cherry) によって提唱されたもののようです。
『人間はトップ・ダウンな情報も動員して聞き出しをしている側面もある。
聞きたい人の声の特徴や、その人が話すであろう会話の内容や口癖などについては、実際にはその音声が確実に存在しているというボトム・アップな証拠がないような場合でも「聞こえたつもり」に感じることができる。
また、実際のカクテルパーティーのような状況では、話し手を視覚的に確認することができることによって、その人の口の動きなどから得る情報で、聞こえを補っている可能性も否定できない。
それは、聞きとれない音も補完したり、また、聞こえた音の中でも、都合のよい音が、脳に伝達されると、考えられる』
(wikipediaより抜粋)
……興味深い情報ですね。
これを深く分析と考察をしてみたら、「幻聴」の原因も突き止められそうです。
智慧は皆で共有する者なので、私よりも早く良い記事を書かれるのも切に望んでいます。
「早い者勝ち」は「支配者の論理」だと思うので。
類似したもので、視覚に関連した「カラーバス効果」という耳に関連した「カクテルパーティー効果」の類似例もあるので、こちらも調べてみました。
『意識することで、それに関係する情報が目に飛び込んでくる現象は「カラーバス効果」と言います』
『あなたの奥さんが初めての赤ちゃんを授かったとします。
すると、今まで意識することなんてなかった「赤ちゃんに関する情報」をよく受け取るようになります』
『街中ではお腹の大きな女性を見つけ、ベビーカーを見つけ、赤ちゃんの泣き声が耳に入るようになります。
テレビを見ても、オムツやベビー用品のCMをよく見つけることになります。
あなたが「赤ちゃん」を意識したことで、脳が赤ちゃんに関する情報を無意識で選ぶようになります』
『アメリカの心理学者の実験でも実証されています。
男女に15分間会話をさせて、会話の中で相手の名前を呼んだ場合と呼ばなかった場合の印象を尋ねました。
すると、名前を呼んだ時の方が「フレンドリー」「社交的」「もう一度会ってみたい」など、相手に対して好印象を残す結果になりました。
出典:『Meeting and Understanding People』Chris L. Kleinke 著』
『広告効果として、
ジオグラフィック(地理的属性)
デモグラフィック(人口統計的属性)
サイコグラフィック(心理的属性)
注目させるタイトルを作るためには、読み手の3つの属性を使った呼びかけをする』
『マーケティングやコピーライティングに応用するには、相手に関係している言葉を使うことが大切です。
あなたが使っている言葉ではなく、「相手が使っている言葉」です』
(ビジネスのためのWEB活用術「カクテルパーティー効果|反射的に相手を振り向かせる脳機能の利用法」より抜粋)
……発達障害とカクテルパーティーという価値のある記事も存在したので、抜粋させて頂きます。
『発達障害の児童が、ざわざわした教室に我慢出来ないで飛び出したり、パニックになることが
あるようだが、聴覚の過敏故に、全ての音や声が一斉に聞こえてしまうケースがあるらしい』
『発達障害は、脳レベルの障害故にAS, ADHD などの発達障害の思考や感覚は定型(普通の人)といろいろ違うため、人によっては生きづらさに繋がることもあると思う』
『特に、体調が悪い時などは嗅覚や音に敏感になることがある。
発達障害の中には日常的にずっとそういう状態なのだ』
(カサンドラからの脱出「発達障害とカクテルパーティー効果」より抜粋)
……考察と分析に必要なエビデンスは集まったと思うので、まとめてみたいと思います。
勉強になる事ばかりですね。
私の記事をわざわざ読むような方達は、私と同じ結論を持っていると思いますが、「脳って本当に自分勝手で思い込みが激しい」んですよね。
社会や環境がそれを助長させているとも私は思ってしまいますが。
つまり、目で視るにしても耳で聴くにしても、重要なのは脳が「この情報いる!この情報いらない!」と判断していますからね。
とてもわかりやすい例を出しますが、「巨乳で美人……めっちゃすこ!」「イケメンで高収入……超アリ!」と判断してしまうのが人間です。
これは自分に言い聞かせている言葉ですが、「本能には勝てないと認めろ!」と自分に散々言い聞かせています。
よく記事に登場するお師匠様とは別のお師様がいるのですが、「うさめん(自分の名前)は、『感情に勝てない』のを知っている」と言われたのは衝撃的でした。
だからこそ、弱くて駄目でどうしようもない自分から徹底的に目を逸らさずに、新しい神経システムを育て上げることで、「感情に勝てないのを知り、感情は造れることも知った」というのが今のうさめんレベルだと思います。
価値のある言葉を自分から湧き上がらせるとすれば、「まず自分がどんなことに『注意と関心』を奪われているかを知ることが始まり」だと思います。
宣伝にしろ広告にしろ、詰まる所「意識の奪い合い合戦」ですからね。
何気なく、注意と感心……見過ごしがちな時間を奪われている物を分析と考察をして、傾向と対策を立て、改善する仕組みとシステムを創ることが最重要だと思います。
言葉や言い方は違えど、膨大に時間と労力と意識を割いて頂いたお師匠様とどうしようもない時に厳しく優しく叱責して頂いたお師様、二人に教えて頂いた大切なことだと思います。
お師様の「ハンターファーマー理論」も次回か次々回かに登場すると思います。
改めて書きます。
「情報の質が人生の質を決める」
「何気なく「注意と関心」を奪われている物を突き止めることから始まる」
この二つに尽きると思います。
次回は変更もあるかもしれませんが、「情報。言葉の使い方と意味の伝え方」当たりに絞って、考察と分析をしてみたいと思います。
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