前回に引き続いて、「もやもやを考察と分析」してみたいと思います。
前回は主に、「なぜもやもやするのか?」に重点を置いて、考察と分析をしてみました。
今回は解決編です。
コナン君や金田一で言うところの「じっちゃんの名に懸けて」と「ネクストコナンズヒント」ですね。
関連予測で「もやもや病」はすぐ出ました。
が、もやもやしたから病気になるのか?とすぐには結び付けられなかったので、その後も調査を続けました。
いかんせん、昔の記事コンテンツなので、どうやって見つけたのかは思い出せませんが、「とある情報」に出会って大袈裟ではなく驚愕しました。
「もやもやが神経まで育ててしまうのです」
ネイチャーメディスンという科学雑誌に掲載して注目されている奥野裕次先生の記事を中心にまとめてみます。
『モヤモヤ血管とは、ヒトの身体にできてしまった「異常な毛細血管」のこと
心臓から送り出された血液は、動脈を通って全身まで運ばれ、最終的には「毛細血管」というとても細い血管をゆっくりと通過する。
この時に酸素や栄養素を配り、反対に二酸化炭素や老廃物を回収する。
そして静脈になり、心臓に帰っていく。
上が正常な毛細血管で、下にあるのがモヤモヤ血管』
……著作権の問題がありますから、写真は掲載しておりませんが、興味のある方は一見の価値ありです。
続きます。
『上が正常の手の血管。
下が関節リウマチという病気の人に見られる「もやもや血管」
もやもや血管が炎症細胞の供給路(インフラ)になってしまう
もやもや血管の周りに神経線維が増えてしまう
無駄な血流が増えて、低酸素になってしまう
五十肩やひざの痛みなど、長く続く痛みの場所には、このようなモヤモヤ血管ができてしまっている
数か月、あるいは1年も2年も痛い、そんな場所には、このような「モヤモヤ血管」が長い間、居座っている』
(奥野先生のコラム(運動器カテーテル治療とは?)より要約)
『もやもや血管は専門的には「病的血管新生」という分野
もやもや血管の発見者である奥野裕次先生はネイチャーメディスンという科学雑誌に掲載して注目されている。
今までの医療分野での常識として「血管や血流は多ければ多いほどよい」という迷信があった。
奥野裕次先生は、「痛い場所は血流の流れが減少している」というのは全くの迷信と訴えている』
『もやもや血管は40歳から急増。
四十肩や五十肩、膝の痛みや腰痛に関しても、40歳くらいからが多くなる。
その理由は、軟骨から大量に血管を寄せ付けないようにする物質が分泌されている。
軟骨は血管をほとんど必要としない。
軟骨だけでなく腱や靭帯、様々な軟部組織に存在している。
通常は、簡単にもやもや血管ができないようになっている。
しかし、40歳くらいからこの物質が減少する。
膝痛を感じ始めた年齢も40代からが多い』
『姿勢の乱れや、繰り返される患部への負担が、年齢のほかにもやもや血管ができやすくなる原因。
無意識の姿勢の乱れや繰り返される負担によってもやもや血管が作り出されることが判明している』
(奥野先生のコラム(運動器カテーテル治療とは?)カラダネ「モヤモヤ血管とは?ひざ痛など慢性痛の原因?なぜ痛む?治し方は?専門医が徹底解説」より要点を要約)
……いかがでしょうか?
私は健康オタクな面があるので、最初これを読んだときはすっっっごく勉強になりました。
今回の本題であるメインテーマに行きます。
『もやもや血管ができるとそれにともなって神経が増える。
増えた裸の神経線維のことを、医学的にはC繊維と呼ぶ。
C繊維が長引く痛みの原因で、割合は90%。
Aδ繊維は体内の何らかの組織が引っ張られたりするときに走る「一瞬の痛み」である』
(もやもや血管が痛みの原因という新常識!より要約)
……この「神経」こそが、重要なポイントです。
では、まとめの考察と分析をさせて頂きます。
私達は生まれながら、必要な分の血管や神経は備わっています。
ある子供は、お父さんの影響で野球を小学生から始めて、「運動神経」が育っていきます。
ある子供は、お母さんの影響でバイオリンを小学生から始めて、「芸術的な神経」が育っていきます。
身体構造や遺伝子が似ている双子だったと仮定した場合、野球少年の子供は「筋肉質で元気な性格」な可能性が高く、芸術少年の子供は「細身で繊細な性格」な可能性が高いだろうと多くの方がイメージを持つと思います。
何が言いたいのかというと、「環境=育ち方によって、血管。特に神経システムが確立されていく」という部分です。
ここで私、うさめん自身の少年期~青年期を考察と分析をしてみましょう。
子供の頃は、サッカーや空手をやっていたせいか、殴ったり蹴ったりの神経は育ちました。
……と書くと物騒ですが、今も残っている「身体を動かすのが好き」という神経が育ったのです。
中学受験の影響で、嫌々ながらも勉強をするようになり、「勉強やテストは嫌」という神経が育ちました。
ただ、物心ついた頃から本を読むのが好きだったので、今も残っている「詳しく調べる。意味を理解するのが好き」という神経が育ちました。
中学の頃からは、どっぷりといわゆるオタク的な趣味にハマり、漫画やゲームを中心に「趣味に没頭する」神経が育ちました。
自分の価値観を追求し、他者へ表現する能力は磨かれましたが、「めんどくさいことはやりたくない!」という神経も強固に育ってしまいました。
……本題の「もやもや」に戻りましょう。
おそらくですが、「神経システム」の重要性について、少なからずピーンと来る部分があったのではないかなと思います。
もやもやが日常化している方達を端的に言ってしまうと、「もやもや神経システムが育ちづつけてしまった。後天的に生まれた神経システムが反応システムにおいて大きな影響力を持ってしまった」と言えると思います。
ちょっとしたことへの不安、言わない方がいいかなと我慢、思考と感情の分離、他者との価値観の違い、社会的な価値観への違和感……これ等を感じる度に反応してしまった結果、もやもや神経が強固になってしまったのではないか?と私は考察と分析をしています。
では、具体的な解決策を幾つか提示させて頂きます。
「もやもやの正体を見つける(状態特定)」
つまるところ、原因と解決方法がわからないからもやもやしてしまうのです。
まず、「自分がどんなことに、どんな時にもやもやするのか」を突き止めることが重要だと私は確信しています。
「運動とストレッチ」
笑っちゃう表現だと思いますが、スポーツ選手が運動やストレッチの最中に、「やば……もやもやしてきたわ、自分」なんてことはありえません。
あり得るのは、運動やストレッチの最中にもやもやする「何か=対象」が頭をよぎってしまったケースは考えられます。
「ウィリアムス体操」「ストレッチング体操」「マッケンジー体操」を筆頭に、ストレッチはもやもや血管を減らすという科学的根拠がいくつも報告されているので、モヤモヤしたなと思ったらまずストレッチをするのがお勧めです。
「新しい反応システム=神経システムを習慣化する」
難しいかもしれませんが、これに尽きると思います。
十人十色、千差万別の言葉通り、人の数だけ感じ方や反応の仕方は異なります。
同じ出来事が起きたとしても、ある人はすっごくもやもやするでしょうし、ある人はケロッとしています。
つまり、もやもやしやすい人は「もやもやしやすい神経」が育ってしまっている。
改善するために、どんな習慣が欠けているかを分析と考察をすることが大切だと私は思います。
私がどうにもならない「もやもやした気持ち」を抱えた時を思い出すと、「思考ばかりがメリーゴーランド」のようにグルグルと回っていたように思えます。
お師匠様が指摘する「考えてばかりで何もしていない状態」です。
では、どうすればいい……
「もやもや」と違った「感情」を新しく作る習慣を取り入れればいいと私は確信しています。
お風呂でリラックスしたり、好きな音楽を聴きながらウォーキングをしたり……何でもいいと思います。
まず、自分が「したい!やりたい!」後回しにしていた好きなことをやるようにして、好きなことに自分が苦手なことを加えるようにしていけばいいと思います。
「好きなことだけやって嫌いなことはやらない」
それこそが体質=自分=自分の思考と行動パターンを強化してしまうことにもつながるので、極力でいいから嫌なことや苦手なことを取り入れることをお勧めします。
新しい反応システムと新しい神経システムが育てば育つほど、もやもやとはおさらばできると思います。
現時点での私ですが、もやもやしたのっていつだっけ?となれましたから。
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