ゲームシリーズ第三弾。
格ゲー、RPGと来たので、大好きなシミュレーションゲームの信長の野望にします。
元々、大河ドラマを見たり、子供向けの偉人伝記を読んだりして慣れ親しんでいたのもあり、中学生くらいの頃からハマりました。
今回の記事の論点は、自己啓発や心理学でよく用いられるコンフォートゾーンを中心にまとめてみます。
いきなり、信長の野望のシステム説明ではわかりづらいと思うので、先にコンフォートゾーンの例を記載させて頂きます。
『コンフォートゾーンとは、日本語だと「安全領域」とか「快適領域」と訳されます。
図の一番真ん中の領域です。
つまりは、わたしたちがストレスや恐れ、不安を感じることがなく安心して過ごせる環境のことです。
もともとは、1908年に、アメリカの心理学者であり、動物行動学者でもあるロバート・M・ヤーキーズと、同じく心理学者のジョン・D・ドットソンが提唱した「ヤーキーズ・ドットソン の法則」に端を発しています。
「ヤーキーズ・ドットソン の法則」とは、わたしたちはある程度のストレスを感じていたほうが、ストレスがまったくない状態よりも作業の効率が上がるというものです。
たとえば、あなたが社会人になったばかりのころを思い出してください。
右も左もわからない状態で、「なにをどうやればいいの? どういうルールなの? 職場の人のこともよくわからないし、もうイッパイいっぱい!」と、ストレスが多い状態だったでしょう。
とはいえ、慣れてくるとそんな不安もどこ吹く風。
入社したころのてんてこ舞いな状態も、やがて日常となり、不慣れな環境によるストレスも感じにくくなっていませんでしたか?
この、環境になれている状態がコンフォートゾーンの中にいるということです』
(「コンフォートゾーンの心理学的な意味とは?変え方まで伝授!」より抜粋)
『comfortを辞書で引くと「快適な」という意味があります。
コンフォートゾーンとは、自分にとって不安がない快適な範囲を指します。
コンフォートゾーンとされるのは、生まれ育った土地だったり、慣れ親しんだ交友関係だったり、豊富な経験を持つ仕事のジャンルだったりと様々。
不安やストレスを感じることなく、快適に過ごせる環境や状態をそう呼びます。
ここではコンフォートゾーンを領地のイメージで解説していきます。
あなたがどこかの国の王様とするなら、コンフォートゾーンは自国領に相当します。
自分が治める国ですから、安全かつ安心のはずです』
(「コンフォートゾーンと、そこから抜け出し自分の夢を叶える方法」より抜粋)
……特に二番目の記事を読んだ際に、私はピンときました。
大好きだったゲームの「信長の野望」に似ていると。
一旦、信長の野望を置いておいて、「コンフォートゾーン」についての私の見解を記載させて頂きます。
誰しも自分にとっての得意なフィールドや苦手なフィールドが存在します。
家で発言力が強ければ、家の中自体が「快適な空間」ですし、所属しているクラブ活動に居場所があればクラブ活動中は「快適な空間」になります。
引きこもりに代表される「コンフォートゾーン」が極端に狭い状態は、学校や職場どころか、家の中までが「快適ではない空間=不快を感じる空間」になってしまい、自室のみが「快適な空間」になってしまっている状態だと考察と分析をしています。
私自身が元来、「コンフォートゾーン」がとにかく狭い人間だったので、切実な気持ちになります。
悪いのは、引き籠ったり、コミュニケーションが苦手な方達だけではないですから。
お師匠様が私に教えてくれた大好きな言葉ですが、「駄目な人間はいない。ダメな状態の人間がいるだけ」まさにこの言葉に尽きると思います。
つまり、トラウマや失敗体験、健康状態と心身状態のバランスを崩し、「他者と接するのが不快」「何かをするのが不快」な状態にまで落ち込んでしまっている=コンフォートゾーンが狭くなってしまっているのが問題なんだと思います。
私が中学生の時の話ですが、家庭環境はしっちゃかめっちゃか、学校も居場所がない……勿論、私も生意気だったり態度が悪かったり、多分に駄目なことがありましたが、「学校」「社会」という居場所=ゾーンが合わず、猫がいる部屋のみが「快適な空間=コンフォートゾーン」になってしまいました。
別の記事で多々書いておりますが、アニメにハマり、スポーツにハマり、映画にハマり、ゲームにもハマり……信長の野望にもハマりました。
最初こそ、ひたすら軍備を拡張し、力には力で屈服させるパワープレイでクリアをしましたが、面白さと「何か」が欠けていました。
勝ち方に美しさと魅力が無かったのです。
そのうち、弱小大名プレイと呼ばれる飛騨の姉小路氏や蝦夷の蠣崎氏でプレイするのにハマりました。
織田家や武田家、毛利家は能力値の高いスタープレイヤー揃いなのですが、弱小大名は「人が足らない、金が足らない、何もかも足らない」俗に言う「無理ゲー」をこよなく愛するようになりました。
私の良くも悪くもな脳の使い方ですが、「解けない問題を解こうとする」ことに快感が出てしまうのです。
多くの信長の野望シリーズをクリアし、このソフトに出会いました。
「信長の野望蒼天録」です。
蒼天録は大名プレイだけでなく、軍団長や城主でプレイすることができ、悲運の名将を天下統一に導くプレイも出来れば、暗君と蔑まれる主家を鋼の忠誠心で盛り立てる忠臣天下統一プレイも出来、策略と騙しと足の引っ張り合いに特化した内部抗争に暗殺、内応、婚姻を駆使し主家を乗っ取るプレイまで可能です。
忍者をフルに活用して野戦禁止で天下統一したのを思い出します。
ダース単位で一つの城に武将を送り込んで、悪口風評被害を流しひたすら忠誠度を下げて、優秀な人材をリクルート。
邪魔なライバルは放逐。
伸びそうな勢力も早め早めに、忍者で風の噂を流し戦の時を止め、内密に友好度を上げ包囲網を築き、朝廷や有力大名と誼を通じる。
騙し騙されるのにも飽いてしまい、より平和的に穏便に天下を取る方法も模索しました。
闘わずして天下を取りたかったのです。
そのカギは「友好度」でした。
疎遠・険悪な関係だからこそ争いになるのであって、友好・親密だと好意的に物事が進むのです。
敵を作るのではなく、少しでも仲間を増やすべく、ひたすら新密度を上げ、飲めや唄えやの宴会を繰り返しました。
「うちの軍団楽しいよ、最高だよ!」みたいなノリで、内応=リクルートを行い、領地を増やしていく面白さ。
私は「外交と交渉」をひたすら繰り返し、領地を広げる面白さに目覚めました。
あくまでゲームというヴァーチャルな世界ですが、とても快適な「コンフォートゾーン」をひたすらに広げ、思いのままに天下統一を達成しました。
……私が「信長の野望」というゲームで、ひたすら学びひたすら研究したのは、「快適な空間」を広げることです。
上記の図にありましたが、いつ裏切られるか寝首をかかれるか告げ口をされるか、隣の城はデンジャーゾーンばかりでした。
武力にモノを言わせて、領地自体を力技で刈り取るやり方も戦国時代、ゲームと割り切れば是だと思います。
しかし、私の勝手な美意識は許しませんでした。
より効果的に、より平和的に、戦国の世だからこその仲良しプレイ……「外交」と「交渉」に力を入れた「闘わずして勝つ」面白さに憑りつかれたのです。
続きます。
次回は信長の野望蒼天録のシステムをもう少し掘り下げ、具体的にコンフォートゾーンを広げるにはどういう行動とシステムを構築していけばよいのかをまとめてみます。
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