2018年7月13日金曜日

掃除の価値を考察と分析。嫌いなことが好きという矛盾

昨日に引き続き、「掃除の価値を考察と分析」させて頂きます。
前回は掃除をするのが大嫌いで、お師匠様へ報いようとする義務感のみで渋々やっていたエピソードと「学級崩壊が当たり前。当たり前な日常って何だろう?」といった内容を書かせて頂きました。



一行でまとめると、スッキリしますね。
「スッキリ」も忘れず、記事に盛り込みたいと思います。

そして、追記の文章です。
前編後編の記事から、「序破急」の構成にチェンジさせて頂きます。

何事もタイミングは重要だと思うので、せっかくなので伝えられるうちに伝えようと思い、ちょっとした飲食店の思い出話も書かせて頂きます。
「飲食店ってこんな世界なんだ……」をお届けできればと思っています。


覚えている方もいらっしゃると思いますが、以前に私は記事でこんなことを書きました。
詳しくは「先延ばしにする理由と原因 趣味に没頭したい編」をお読み頂けると更にご理解が深まると思います


『あくまで自分のケースですが、「テスト前の掃除現象」と完全に合致していなかったからです。
そもそも「テスト勉強をせずに、テストで良い点を取る」という心理は、セルフハンディキャップよりも「開き直り」の方が自分の中で適切です。

「テスト前になると急に掃除をする3つの理由」について、よくまとめられているサイトがあったので要点だけ抜粋させて頂きます。
https://torentoren.com/bennkyou/tesutomae-souji

【理由その1 逃避】
『これがもっとも分かりやすい理由だと思います。
逃避、すなわち「勉強の苦痛から逃げるため」です』
『つまらない、苦しい、という感情から逃れるために、私たちはついつい違うことをしてしまいがちです』

【理由その3 勉強できる環境づくり】
『三つ目の理由は、無意識に「勉強できる環境づくりをしている」というものでした。
「逃避」でも「言い訳づくり」でもなく、「勉強をするため」の行動です。
実は、人間というのは散らかった部屋にいるとそれだけで脳がすさまじいストレスにさらされる』
『人間は五感からもたらされる情報を常に脳で処理し続けているため、情報が多ければ多いほど、つまり身の回りが散らかっていればいるほど、脳は酷使され疲弊している』



……ピンポイントに抜粋しました。
理由は二つあります。

他の記事でも見かける「テスト勉強前はなぜか掃除をしたくなる」が大きな一つ目です。
もう一つは、結論を書いた上で少しだけエピソードを交えて書かせて頂きます。

「職場での掃除は自分は大好きだった」
という話です。




以前、私は飲食店のホールスタッフで働いたことが何度かあります。
今も続けられてる方達は尊敬の念が芽生えます。
とても「ストレス」が溜まる仕事だと感じるからです。

ほとんど頭でっかちで、プライドばかり高かった私は、飲食店で最適化された「くっちゃべってる暇があるなら、体を動かす」が出来ずにしょっちゅうフリーズしたり、何かしらの良く言えばお茶目さんな行動、ハッキリ言えばやらかす行動ばかりしていたような気がします。

飲食店ホールスタッフの初体験は、一等地に構える高級レストランの新規オープンで、飲食の畑で何年、何十年も働き続けた方達を引き抜いて大変な立ち上げをしようとしていた時期に、一匹のうさぎが迷い込んでしまった状況でした。
今でも面接の状況を覚えています。

ありがたいことに、副社長に面接をして頂きました。
副社長の言葉は、正確ではないものの印象に残っています。

「うちが新しくオープンする店は、初心者が働けるレベルじゃありません。
……文章、上手いですね。採用です」


自分が認められた瞬間でした。
その頃には、まがりなりにも文章の畑で働けた後だったので、履歴書とそれとは別に当時の自分が一生懸命書いた「志望動機」のお蔭で、働けるようになれたのです。

副社長が面接してくれなかったら、おそらくですが不合格だったと思います。
その頃の自分は今よりももっと「言葉は綺麗だけど、行動はてんでダメ」な人間だったので。



ディズニーランドのようにお客さん達が並んだ初日を思い出します。
隠れるように飲み干す一杯の水が、とにかく美味しかったです。

うさぎな私は「うーん、一流のレストランのお水は、水まで優秀」みたいなことを思ったと思います。
変なところがマイペースなのが私という人間です。



一週間、一カ月経たなかった頃から、ホールリーダーと反りが合わなくなってしまいました。
怒ったり不機嫌になる理由は単純です。
使い物にならなかったからです。

閉店後にプリンを投げつけられたこともあります。
業務中の掃除と称して、「もう戻ってこなくていいから」というニュアンスのようなことを言われたことも何回かあります。


惨めな自分がとにかく情けなかったです。
「早く辞めたい……もう辞めたい……早く帰りたい……早く辞めたい」
顔は笑顔を取り繕って、心はいつも同じ言葉を叫んでいました。

しかし、私は目標の半年までは辞めませんでした。

もう一人のお師様がバリバリの飲食店のエキスパートの方だったので、お師様のように動ける人間になりたい。
お師様の苦労や気持ちがわかりたい……認めてもらいたい。
そんな気持ちで踏ん張っていました。

「うさめん君は、すぐに辞めちゃうよね。継続力なさすぎ、決めたこと守れなすぎ」
といった内容の言葉を言われ、ハッと気づけました。

「どんなに嫌なことでも感情に流されず、決めたことを守ろう」
という神経システムが、飲食店で芽生え始めたと思います。
昔の私は、すぐに感情に流されて、特に人間関係で失敗していました。




何か月後は正確に覚えていませんが、反りの合わないホールリーダーにあることを命じられました。
「うちのスタッフは掃除が雑な人間が多いから、掃除をチェックする担当をやって欲しい」

……嬉しさが込み上げましたね。
飲食の動きで見れば、海千山千の皆様に勝てる気がしませんでした。

いつ思ったか、何で思ったのかもまだ考察と分析は出来ていませんが、「掃除だけは誰にも負けない。リセット=食べ終わった食器を下げる行為だけは誰よりも速く丁寧にやろう」と目標を決めていたのもあり、ただただ嬉しさが込み上げました。
地球全体で見ればとっても小さな影響ですが、私の中では大変大きな影響でした。

「丁寧に少しでも正確に、人が嫌がるめんどくさい掃除や片づけを好んでやれる人間」を目指していたので、その行為が報われたからです。



私はホールスタッフのバーカウンター担当が多かったので、グラスや食器は勿論、空気が止まった時間=することがあまりない状態の時は、徹底して掃除をすると決めていました。

多少美化している部分もあるとは思いますが、「お客さんに見られている」ことを念頭に置いて、より綺麗な動き、流れるような動きを心がけて、コップを拭いたり、バーキッチンを掃除したりしていました。

やればやるほど楽しかったのは、今でも忘れません。


……興味のない方もいらっしゃるかもしれませんが、次回の記事につなげられる大切なエピソードを書くことが出来ました。

キーワードは「矛盾」です。
部屋の掃除は大嫌いなのに、「仕事」だと掃除は大好きだった過去の私。

テスト前になると、テスト勉強とは関係性の薄い掃除を大好きなゲームや漫画よりも選択する行為。

明らかに私の中で大きな矛盾が起きています。

せっかくなので、今回の記事はクエスチョン形式でいきます。
前回は「当たり前なことは本当に当たり前なのでしょうか?」

今回は「どうして、自分の中に矛盾が生じたのか?」
が皆様へ伝えたい私のメッセージです。


貯めに貯めた「スッキリ貯金」が炸裂するようなまとめの記事を書かせて頂きます。
先伸ばすのは良くないので、多少長くなったとしても「急」で終わるようにつとめます。
ためてためてドンってやつですね。

エビデンスと「当たり前」と「矛盾」と「スッキリ」を中心に記事を書かせて頂きます。
次回もよろしくお願いします。

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