2018年7月12日木曜日

先延ばしの原因と理由を考察と分析。未来からの宝物

先延ばしにする理由と原因をまとめてみました。
今日のテーマは、「趣味に没頭したい≒現実逃避行動」なのか?
という点に絞ってみました。


……未来から書かせて頂きます。
見間違っているかもしれませんが、この記事をアップしていないことに本当に驚きました。

先延ばしシリーズは、一旦区切りをつけて終わりにしたのですが、当時(先月)書いてた際に、アップする順番を間違えた影響で、どの記事を載せればいいか、しっちゃかめっちゃかになってしまいました。
この記事を書いている段階では、「掃除の影響を考察と分析。嫌いなことが好きな矛盾」を書き終えているので、慌ててアップしている次第です。

理由は、当たり前のようにこの記事から抜粋したためです。
URLを探せど、記事を探せど見つからず、だったので少し驚きました。


先延ばしを終わらせたら、宝物が出たような気分です。

確認した上でですが、万が一この記事が重複していた際は、ツイッターやメール、コメントを通してお知らせいただけると幸いです。
では、本編に参ります。


趣味に没頭して、先延ばしにしたエピソードを思い返すと、真っ先にテスト勉強が思い浮かびました。
中学生二年生の頃から漏れなくほぼ不登校になってしまったので、学校の勉強に全然ついていけなくなりました。

進学校なのだから当たり前ですが、当時の自分は「どれだけ授業を聞かず勉強しないで高得点を取るか?」というのが一番の楽しみだったと思います。
勉強しない言い訳、学校に行かない言い訳も勿論含まれていると思いますが、結構真剣にそう思っていたと思います。

テスト勉強という先延ばしに先延ばしを重ねて、(いくらなんでも、そろそろ勉強しないと……)というギリギリの状況とスリルに私の脳は快感を覚え始めていたと思います。

特に、テスト勉強中に漫画を読む行為は、「禁断の果実」のような満足感があったと思います。
そういう時は、不思議とゲームの方は比較的やらなかったと思います。




そして、レッドゾーンを越えデッドラインを越えた瞬間、少しの間はテスト勉強を頑張るのですが、今度は掃除をしたくなるのです。
一度や二度ではなく、何度もありました。

元来、掃除嫌いの私が何故その衝動に駆られるのか不思議でした。
酷い話で言えば、掃除をしている最中に行方不明だった漫画やゲームソフトを発見したりして、テスト勉強そっちのけで遊んだこともあります。



その時の確信は忘れません。
「ここまできちゃったら、勉強してもしなくても同じだ」

自分にとっての中学の時の「テスト勉強をすると、漫画を読む。掃除もする」という行為は、典型的な「現実逃避行動」でした。

しかし、大人になるにつれて違う要素も存在していると確信しています。
「趣味に没頭したい=代替案」
という切り口です。



今ほど改善しよう&習慣化しようと思っていなかった頃でも、(先延ばしにするのはよくない!)と一念発起するのですが、最初の決意はどこへやら……自分の中の決意がしおしおと枯れていくのがわかります。

怪獣ブースカのしおしおのぱー状態です。
典型的な「わかっちゃいるけどできない状態」です。

過去の自分を分析した結果、前述の「代替案、代替行動として趣味に没頭することで、有意義な結果を求める」という考察が成り立ちました。
自分を形成しているものを分解すると、「先延ばしにするのはよくない」よりも「わかっちゃいるけどできない」が勝っています。

では、どうすればいいか?という状況に陥ってしまい、別案・代替案の「趣味に没頭。好きなことをやる」という行為を優先していたと思います。




駄目人間、うさぎメンタル特有の理屈と論理ですが、「その日の気分」を最優先にしてしまうのです。
うさめん達は「わかっちゃいるけど出来ない」のを潜在意識が深く深く理解してしまっているのです。

その結果、最適な行動からかけ離れた優先順位を間違える行動システムが、神経レベルで強化されてしまったなと思います。
お師匠様がしきりに叱責してくれた「優先順位を間違える」という要素の中核だと判断しています。



それから、自分の場合は「免罪符」という形容詞もピッタリ当てはまります。
「今まで禁止されていたのだから、私だってやる権利があるんだ!」
という思いです。

不当に禁じられていたゲームを思う存分やりたい!
今まで読めなかった漫画を浴びるように読みたい!
あまり知られていない映画を観て、深い感動の世界に没頭したい!
サッカーや野球などのスポーツ観戦を追求することで、いち早く推し選手を見つけたい!

……などなどの自分の中の強い欲求と強い理屈が形成されていたのだと思います。
教会で懺悔を行うことで自分の中で深い反省を促そうとする行為です。



行為と理屈で見れば、同じ現象だと思います。
つまり、タクティクスオウガの記事で書いた「立場による権利の主張」が抑えられなくなってしまった状態です。


煮え湯を飲む思いをして、「次からは絶対に失敗しない!」と固く決心してもなかなか改善されない。

何度も泣いて、何度も誓って、それでも変われない自分。

……私だけかはわかりませんが、本当に人は弱い生き物です。




重要なエピソードは列挙できたと思うので、エビデンス(根拠)を並べてみます。

真っ先にセルフハンディキャップ、セルフハンディキャッピングという心理学で言われている「言い訳の論理」が浮かび調査したのですが、今回の先延ばしに関しては、あまり当てはまらないなというのが率直な感想です。




あくまで自分のケースですが、「テスト前の掃除現象」と完全に合致していなかったからです。

そもそも「テスト勉強をせずに、テストで良い点を取る」という心理は、セルフハンディキャップよりも「開き直り」の方が自分の中で適切です。


「テスト前になると急に掃除をする3つの理由」について、よくまとめられているサイトがあったので要点だけ抜粋させて頂きます。
https://torentoren.com/bennkyou/tesutomae-soujiをご参照に。

【理由その1 逃避】
『これがもっとも分かりやすい理由だと思います。
逃避、すなわち「勉強の苦痛から逃げるため」です』
『つまらない、苦しい、という感情から逃れるために、私たちはついつい違うことをしてしまいがちです』

【理由その3 勉強できる環境づくり】
『三つ目の理由は、無意識に「勉強できる環境づくりをしている」というものでした。
「逃避」でも「言い訳づくり」でもなく、「勉強をするため」の行動です。
実は、人間というのは散らかった部屋にいるとそれだけで脳がすさまじいストレスにさらされる』
『人間は五感からもたらされる情報を常に脳で処理し続けているため、情報が多ければ多いほど、つまり身の回りが散らかっていればいるほど、脳は酷使され疲弊している』





……まさしく、その通りだと思いました。
掃除シリーズでお伝えしている「ブロークンウィンドウ」の現象が、私の無意識で起こっていたのだと思います。
論点がずれるので、ブロークンウィンドウの話は掃除シリーズの記事でまとめます。



結論ですが、「趣味に没頭することで先延ばし」にする理由は、普段の習慣が原因で、行動の優先順位に狂いが生じてしまった結果だと言えます。

環境・行動の最適化>>先延ばしにしない(目的の優先)>>気分(感情)を優先>言い訳(正当な理由)

という順番が妥当なはずなのに、無意識が引き起こす日々の行動によって、大きな狂いを引き起こしてしまっていたと思います。


「最適な行動を取るための環境の最適化と習慣化」
を徹底できれば苦労はないのですが、「脳がマンネリを嫌う」「無意識と脳が楽を求める」という二つの協力コンビが私の最適化を確実に妨げています。




弱い自分に負けないように、日々心がけているのは「決めたことを守る」というシンプルなルールです。

どんなに遅くなっても、どんなにお粗末な出来でも「決めたら確実に守る」というルーチンを最優先にすればいいんだと確信できました。

お師匠様が昔教えてくれた「目的を決め、目的に従う」
その言葉がやっと沁みるようになってきたと思います。






……最後に、未来の私から一言。
「決めたことを続けて、しっかり守って、報われた瞬間は幸せを感じられますね」
「よく、頑張ったね。辛くても逃げちゃダメだよ」

次回は、掃除シリーズの考察と分析第二弾です。
実際に書いてみた感想ですが、「序破急」が最適に思え、三部作にまとめてみます。

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