2018年7月8日日曜日

チェ・ゲバラ名言を考察と分析。一錠のアスピリンの価値

前回に引き続いて、チェ・ゲバラさんの名言を考察と分析させて頂きます。
主に今回のテーマは、「一人の価値と影響力」に論点を絞って、まとめてみたいと思います。



『良いことをされたら100倍にして返せ。
その代わり嫌なことをされたら100分の1にして返せ』

……記事の冒頭は、いわゆる掴みの部分なので、最重要視するようにしてはいるのですが、こんな最高の言葉をのっけられたら、それだけで価値が出ますね。
アンパンマンは勇気が100倍ですが、チェ・ゲバラは優しさが100倍です。

この言葉を考察と分析しますが、「条件思考」の使い方がとても上手な言葉です。
和訳された方の「日本語の理解力」には頭が下がります。
微力ですが、私が息吹を吹き込みます。



何と言っても、「その代わり」の使い方がポイントです。
「ギブアンドテイク」に代表されるように、「条件」と「条件」の交換がビジネスの基本であり、極意だと私は考察と分析をしています。

あくまで、私の考察と分析の結果ですが、資本主義社会の弊害とも言える「条件思考」は根強く、私達の反応システムにもしみついているように思えます。

詳しくは、「条件の影響を考察と分析」でまとめますので、気長にお待ちください。



この名言が何が凄いのかというと、「地球全員が善意を多く生み出し、悪意を最小限に留める仕組み」を提唱している部分です。
更に、「条件」を提示しているところに、私は価値を感じます。
「悪条件の時に、良い影響を与える仕組み」だからです。


私自身がそうですが、嫌なことをされるとムキ―となり、反発心や攻撃欲がどうしても芽生えてしまいます。
ドラマ「半沢直樹」で流行った言葉ですが、「倍返しだ!」という言葉は使い方次第で、大きな悪影響を持っています。

勿論、何かを守る場合や正当性を主張せざるを得ない、被害者が主張する正当な権利が生じるケースもありますが、論点がズレるので割愛します。
「全人類が攻撃性を持って、やられたらやり返したらどうなるのか?」この一文でご理解頂けると思います。



チェ・ゲバラさんのような革命家がもし仮に、「その代わり嫌なことをされたら200倍にして返せ!」と小銃を構えながら、連呼していた場合の影響はどうでしょうか?
ハッキリ言って、チェ・ゲバラさんの大ファンの私でも「恐怖」を感じます。
そりゃもう、ウサブル状態です、プロフ画像も震えてますし。

敵対勢力、「一般市民が『自由』になられては困る立場」からしてみれば、これほど恐ろしいものはありませんね。



私は人類の一つの答えは「共存共栄」だと確信しています。
「立場の違いから権利の主張をしても、争いは終わらないから」です。

特に、「権利と条件」は密接な関係性を持っているので、エビデンスをしっかり集めてから、「僕が書いた自信作」になれるようしっかり記事作成します。




ツイッターでも呟きましたが、この名言がわかりやすい例だと思います。
私が尊敬する物書き、武者小路実篤さんの名言です。

『色と言うものはお互いに助けあって美しくなるものだよ。
人間と同じことだよ。

どっちの色を殺しても駄目だよ。
どの色も生かさなければ』

『君は君。
我は我也。
されど仲よき』




……違いがある者同士が、極力理解し合うようにつとめ、お互いの個性を繁栄させていく。
人間の意志達が積み重ねてきた美しさがありますね。



同じく、ツイッターで私が過去に呟いた言葉を載せます。

『虹が美しいのは、違う色達が集まった架け橋だからなのかもしれません』

昔は虹なんかよりも二次絵の方が美しく感じていた私が、何気なく思った言葉です。
ちょっとでも良い影響を……は常に意識していますが、ふっとそう感じてしまいました。

虹の美しさは、七つの異なる色達が同じ方向に向かって集まることで輝きを放ちます。
やり方や感じ方が異なるからこそ、何気ない誰かの行為に私達は感謝を感じられるのだと思います。




『なんでもないアスピリン1錠でも、患者を思いやり、苦しみを自分のものにできる友人の手から与えられれば、患者にとってどんな意味をもつだろう。
その大きさは、科学では測れない』

……これも良い言葉ですね。
「物の価値」についての影響についてを言い表した言葉だと考察と分析をしています。



例えを出すとすると、人気俳優や人気タレントが書いたサインや所持していたものは、いまだにオークションなどで高額な値段になります。

代表的な例だと、ビートルズのジョン・レノンが使用していたギターが241万ドルの約3億円、レディー・ガガの付け爪が一本が約130万円、ワン・ダイレクション(1D)の食べかけのパンが約800万円で落札されたりしています。



間違いない事実だと思いますが、うさめんの食べかけのにんじんをオークションに出したとしても、値段がつくことはなく、カビが生えてお終いです。
私だって欲しくないですから。
にんじんは好物なんで残さず食べますし。

しかし、もし仮に私のブログの読者が一億人、驚異的なまでに熱狂しているファンが1万人存在していた場合は、たべかけのにんじんと言えど高額な値段で落札されるでしょう。

何が言いたいのかというと、「価値は感じ方によって大きく変化してしまう」という普遍的な事実を論点にしたいのです




私達は絶えず時を過ごし、何もしないことを含め、常に何かをしています。

ある人は夢への努力を。
ある人は絶望しふさぎ込み。

ある人は夢を諦め、やりたいことと違う作業に忘却し。
ある人は何となく生きています。

一秒、一分、一時間……同じ時間を過ごしていても、「他者への影響力」という密度で見れば、大きく変化が生まれています。
その何気ない一分一秒と何気ない行動こそが、チェ・ゲバラさんが伝えたかった「アスピリンの一錠」なのではないかと私は思います。



「何のため、誰のため」
お師匠様は勿論、チェ・ゲバラさんの名言含め、たった一言の大切さを私は学べたことを嬉しく思っています。

だからこそ、言葉だけではなく、行動がより美しくなるように、日々精進を心がけています。
至らぬところばかりで反省ばかりですが、学ぶ楽しさを満喫しています。


次回に続きます。
予定では、あと一回か二回でチェ・ゲバラ名言シリーズは完結します。

読まれた方達のアスピリンになりますように。

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