今回は「疲労の原因」を考察と分析させて頂きます。
主に「疲労の原因は脳の疲労」「脳の疲労は情報疲労」を中心にまとめてみたいと思います。
まずはエピソードから書かせて頂きます。
私は自己評価で見ると、体力はある方だと思っていました。
とんでもない話だと思うでしょうが、お師匠様達と750キロを徒歩で歩いたことがあります。
懐かしいですね。
テントとリュックを背負って、沢山歩きました。
思い出すのが歩きはじめる前日の車の中。
高速のインターで休憩した際に、調子こいてソフトクリームをペロペロした後に、激辛柿ピーを食べたのですが、気持ち悪くなって何度ももどしました。
「……こんな長距離を徒歩で歩くのかぁ」
そう思うと吐き気が止まらなかったのです。
……本題の「疲労の原因」に戻りましょう。
ある時から、私はほぼ寝たきりの状態になってしまいました。
人生に絶望を感じ、未来に希望が持てず、人との関わりも拒絶した頃の話です。
ズシーンという擬音が正しいと思いますが、いくら寝ても休んでも疲労がとれなかったのです。
気が付けば、半寝たきりのような状態になってしまいました。
とにかく、体調が悪く、趣味のはずのゲームやその他をするよりも「何もしない」ことの方が快適になってしまったほどです。
……エビデンスを調べた上で確信したのですが、過去の私のような症状を今も抱えている方はいらっしゃると思います。
その方達の浮上のきっかけとなる「蜘蛛の糸」のような記事になるように、真剣に一文字一文字記します。
まずは、「疲労の原因は脳の疲労が原因」だったを中心にエビデンスを述べさせて頂きます。
『このところ、なんだか身体が思うように動かない「集中力が続かない」「気分がふさぐ」
……その不調は、「脳疲労」が原因かもしれない。
運動や仕事による疲れは、じつは身体ではなく脳に蓄積されるため、回復のカギは“睡眠”にある。
東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身は脳疲労を回復させる睡眠術を推奨。
自転車やジョギングなどの日常的な有酸素運動では、筋肉やその末梢神経はほとんどダメージを受けないことが明らかになっています。運動によって心拍数を上げ、呼吸を速め、汗を発生させるのは、脳の司令塔となる自律神経。
この自律神経に負荷がかかることで起きる『脳疲労』こそが、日常的に感じる疲れの正体』
『さらに現代では、長時間のデスクワークによる過度の集中状態やストレス、パソコンやスマホの画面を見ることなども、自律神経の中枢を疲れさせる原因になってしまう。
深刻化するとVDT(Visual Display Terminal)症候群まで発展。
筋肉であれば、筋肉痛というわかりやすい疲労のサインがありますが、自律神経の疲労は自覚しにくく、どんどん蓄積されていきます。
その結果、疲労感や意欲減退など、漠然とした身体の不調(不定愁訴)として出現します』
(「脳の疲れが、認知症や生活習慣病の原因に」を中心に、論点に必要なエビデンスを抜粋。一部、加筆修正)
……最初にこれを読んだときは驚愕しました。
思い返してみると、私は比較的運動が好きな人間なんですが、筋トレしたり運動した後の疲労感と「寝ても取れない残る疲労」は明らかに違う種類なんじゃないかと思っていました。
読んでとても納得しました。
次に、特にこのエビデンスは破壊力十分な内容です。
自信があります。
『現代人が一日に得ている情報量は、江戸時代の人の1年分。
平安時代で見ると一生分の情報量を一日で得ている』
これも最初知ったときに驚きました。
確かに、現代人はスマホ、PC、テレビ、ニュース、音楽、ラジオ、ゲーム、コンビニ……大量の情報の塊を随時、処理している状態ですからね。
ぷよぷよに例えるなら、赤も紫も緑も大量に超高速で落下している状態で、「ストレス」という固ぷよも一生懸命連鎖で消そうとしていますからね。
そりゃ、脳がオーバーヒートして疲れてしまっても当然です。
ブログ関係ない別の記事で書いた表現ですが、
「上司から断れないお願いをされ、家族から『ゴミを捨てて』と頼まれ、友人から『遊びに行こう』と誘われる」
「そんな状態でも、メールは届き続け、ラインメッセージも届き、ツイッターは随時更新されており、あの手この手で私達の注意を奪う『広告と宣伝』が大量に出回り続けている」
……情報の伝達速度と情報量で考えれば、平安時代の一生分が私達の一日分なのは、あまりにも妥当です。
そして悲しいことに、脳の大きさや量、構造で考えれば、平安時代の日本人も現代人も大きな差はないのも自然な理です。
それだけ、私達は「情報」という影響に振り回されてしまっていることに気づくことが、疲れを取るための一番の原因だと私は確信に近い自信があります。
別の記事でも書きましたが、脳は「知っている情報をより深めたい」というシステムをどんどん強化してしまう傾向があり、「知的探究心」というモンスターは使い方次第で白くも黒くもなってしまいます。
何が言いたいのかというと、それだけ私達は「気づかぬうちに『情報処理』で疲れるシステム」を強化してしまっているという点です。
別の記事でも書きましたが、一時期は私の口癖は「疲れた」でした。
その後の言葉通り、「本当に疲れた」のです。
未解決の情報の塊が、私の心と頭を完全に塞ぎこんでしまい、脳が処理可能な情報量をオーバーヒートしてしまい、頭も心もパンクしてしまったのだと思います。
ぷよぷよやテトリスのゲームオーバー画面のように。
今回のテーマは、「情報疲労と脳疲労」がメインなので、まとめの考察と分析をさせて頂きますが、何気ない癖や行動パターンを見直すことが全てだと思います。
ついついやってしまう、「未読、いいね、ファボ確認」含めた何気ない「情報収集の癖」にどれだけ自分が割いてしまっているのか?
具体的な数字(時間と回数)で記すのがもっとも効果的です。
脳の機能はどうしても、自分が求めている知りたい情報を知ると快感を得られるシステムを持っています。
だからついつい、ツイッターやラインを開いてしまうのです。
「未知の発見」というご褒美を求めて、脳はいつも意志とは勝手に大冒険に出かけたがってしまっているのです。
私がお師匠様に教えて頂き、今も実践しているのは、「やる時間を決める。優先順位を間違えない」
これは非常に効果的です。
とにかく、一日のスケジュールを学校の時間割りのように、正確なものにしてしまうのです。
まさか、規則やルールをこよなく嫌ううさめん(うさぎメンタル)の私が、人生とやるべきことを最適化していく上で、ルールや規則を順守するようになるなんて、寝たきりだった頃には思いもしませんでした。
別の方法で言えば、荒療治ですが、携帯を解約したりパソコンを売ったり、ゲームを売ったり……止めたいけど熱中してしまう「原因」を物理的に「アンインストール」してしまうのは効果絶大です。
「ちょっとだけやればいいよね」ではなく、「より極端に。とことんと」の方が効果は大きいです。
実際に全部やって(パソコンは壊れた)みましたが、あんなに激しく求めた娯楽がなくなっても、意外と人生は楽しめるものです。
ここ最近の記事を考察と分析してみて、エピソードがちょっと少なめだったので、今回は多めにしました。
次回は「疲労の原因は副腎が原因?を考察と分析」です。
お楽しみに。
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