チェ・ゲバラさんの名言シリーズ第三弾です。
第一弾が「真実への情熱」
第二弾が「一人の価値と影響力」
……特に続編は考えてなかったのですが、この頃はハードな内容が多かった気もするので、チェ・ゲバラさんの名言を箸休めの記事にすることにしました。
私自身が未熟なところばかりなので、改めてチェ・ゲバラさんの名言に触れることで、心を整えようと思ったのが決め手だと思います。
早速参ります。
『指導者とは、人が自分と同じところまで追いつけるように誘導するものだ』
『国民に意思を伝えるためには、国民の一人となって感じなければならない。
国民の欲するもの、要求するもの、感じるものを知らなければならない』
……いい言葉ですね。
確か、福本さんの作品、「最強伝説黒沢さん」で知ったのですが、チェ・ゲバラさんは好き好んで、建設現場や農園、工場のライン作業で働くというエピソードを知りました。
(BUSHOO!JAPAN参照)
一つ目の名言についてですが、「操る」ではなく「誘導」という翻訳なのがいいですね。
相手の意思や気持ちを尊重した上で、「こっちの方がいいと思う。こっちの方がいいんじゃない?」と指針を示す。
「指導」という言葉通り、指して導く一貫した姿にカッコよさと人間の魅力が詰まっていると私は感じます。
俗に言う「背中で語るカッコよさ」が詰まっていますね。
二つ目も同様です。
こんないいことを言っているのに、国民の目線と感じ方を学ぶために、工場や建設現場、農園で働いていたというので惚れ直してしまったような気がします。
国も状況も能力も違えど、工場も建設現場も働いた経験が、短い期間ではありますが自分は経験があります。
特に、こんな暑い時期だと、炎天下の中で肉体労働に勤しんだ頃を思い出します。
水分をいくら補給しても水分が足らず、小銭ばかりが消えていく……ペットボトルに凍らせた水を思い出します。
酷暑に近い猛暑が続く暑い夏だから、ついこのエピソードをかきたくなったのかもしれません。
二つの名言の魅力はズバリ、「感じる」という部分だと思います。
よくお師匠様は何度も教えてくれました。
「感じる能力を育てる。相手と同じものを感じられるようになる。感じる能力が大切」
今になって思うのですが、昔から優しさはある程度あったような気がしますが、「相手と同じモノを感じる」という点で見れば、全然精進が足らなかったように思います。
「夢が叶わない原因を考察と分析」の記事で書いた「空想のサイコロ」の話です。
つまり、想像や脳だけが作り出したシミュレーションで、相手の感情を推測することは出来ても、「実体験」というエビデンス(根拠)が欠けていたんだなと自分を考察と分析しています。
「同じ釜の飯を食った仲間」
という言葉もありますが、苦楽を共にすることで、同じ物を「感じられる。感じ合う」大切さをチェ・ゲバラさんは、「言葉よりも行動」で示していたんだと思います。
お会いしたことのない英雄の存在なので、「空想のサイコロ」と「エピソード」を元に、分析と考察をするしかありませんが、一人ひとりと接するのが楽しかったんじゃないかと思っています。
そして、自分が率先して「こうすればいいんだと思うよ」を示す。
……一言でいえば、チェ・ゲバラさんは「教育」をしていたんだと思います。
お師匠様が教えてくれた言葉です。
「いつも、どこかで、誰かが、誰かに、何かを教えている」
お師匠様の言葉を噛んで含んで、伝わりやすい5w1h形式のようにまとめてみました。
良いベテラン大工の人は、新人さんにちょっと強い口調があったとしても、「失敗を叱責し、テンポよくスピーディーに働く尊さ」を教えています。
同じように、公園で遊ぶ子供達、家でゲームをする子供達も、「こうやってボール遊びしたら楽しい」「このゲームはこうやって遊ぶんだよ」というやり取りを今もどこかでしています。
最近では、SNSがあるので、リツイートやリブログの形式で、「この情報は皆、知った方がいいよ!」と「教える行為」を私達はしています。
まとめですが、「現在の教育システム」について、この記事でとやかく書くつもりはありません。
別の方や他の記事で、「教育システムの矛盾」については書かれていると思うので。
あくまで私の論点ですが、「人に教える立場の人が『教え方を教わる』前に、多感な子供達に教える」構造に問題があるのではないかと私は思います。
誰だって、最初は自転車に乗れません。
お父さんやお母さん、お兄ちゃんやお姉ちゃん、近所の先輩的なお兄さんお姉さんが、自転車に乗れるようになるまで「見守り、出来るようになるやり方」を教えるから、大多数の人が自転車に乗れるようになる。
それだけ、「教わる」という行為は尊いのだと思います。
お師匠様から沢山学んだつもりでも、私はてんでダメですからね。
そんなダメな私でも、教わった大切なことを「もっと相手がわかりやすく、もっと相手が楽しく、もっと相手に染みわたるように」と心がけていると、「言葉だけではダメだし、行動だけでもまだ足りないし……『相手と同じ立場、近い体温』になって」初めて、やっと教えられたなと実感します。
私の見解ですが、チェ・ゲバラさんは「皆と同じ立場、同じ目線、同じ感じ方」で人間関係を広げていきたかったんだろうと思います。
私達もほんの少し、ほんの少しだけ、チェ・ゲバラさんのように、「相手と同じ物を感じられるように」なれば、人間関係のトラブルや衝突……争いの解決に繋がるのではないかと考察と分析をしています。
「理解」こそが大切だと思います。
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