2018年8月2日木曜日

チャップリン名言を考察分析。笑いの力、抱きしめる強さ

今回はチャップリンの名言を考察と分析させて頂きます。

先週の話ですが、お師匠様とウサメンロード=ブログの最近の記事について言われ、「初心忘れるべからず」といった内容の叱責と励ましを受けたので、自発的に二日のお休みと反省期間を設けました。
手帳やメモをじっくり見直し、うどんちゃんノートに書き書きして、改めて基本作り=土台作りをしてきました。

ちょっぴりだけ、パワーアップ(当うさ比)したブログになれるよう精進します。

自分が書いた元記事を読み直して思ったのですが、私は一番最初に「笑いの記事」(当時は考察と分析ではない)を書いていました。
ここは初心に立ち戻って、笑いの記事を書こうと思い、大好きな……尊敬するチャップリンさんの名言を考察と分析させて頂きます。




『チャールズ・チャップリン(1889年~1977年)
英国の俳優、映画監督、コメディアン、脚本家。
愛称はチャーリー。
世界の三大喜劇王と呼ばれる。

1889年、英国ロンドンに生まれる。
1歳のときにミュージック・ホールの歌手だった両親が離婚。
5歳のときに声の出なくなった母親の代わりに初舞台。
その後、父が死去し、母は精神に異常をきたし施設に収容される。

チャップリンは、4歳違いの異父兄と孤児院や貧民院を転々としながら、家計を支えるために床屋、印刷工、ガラス職人、新聞の売り子、パントマイム劇などの職に就く。
1908年、名門劇団に入団すると成功し、若いスターとなる。
1913年のアメリカ巡業の際に、映画プロデューサーの目にとまり、コメディ専門のスタジオに入社。
1914年に映画デビュー、たちまち人気者となる。

第二次世界大戦後、東側諸国との冷戦が始まった米国でチャップリンの作風が共産主義に理解を示していると非難される。
1952年、国外追放命令を受け、米国と決別。
映画出演もめっきり少なくなるが、スイスに移り住み幸せな晩年を送る。

1972年、米国アカデミー賞授賞式に出席するため、20年ぶりに米国の地を踏む。
舞台に登壇したチャップリンは、スタンディングオベーションで迎えられた』

(「チャップリンの名言・格言集」より抜粋)
http://iyashitour.com/archives/21040



……両親の離婚といい、母親の精神病といい、孤児院に入ったことといい、親との死別といい、私の幼少年期に酷似しているので、どうしても思い入れの強いスーパースターです。
さらに、時代背景が第一次世界大戦期と第二次世界大戦期なので、私なんかじゃ比べ物にならないくらい、辛くて苦しいことの連続だったと思います。

特に、『4歳違いの異父兄と孤児院や貧民院を転々としながら、家計を支えるために床屋、印刷工、ガラス職人、新聞の売り子、パントマイム劇などの職に就く』
ここの部分が凄いと思います。
「誰かのために強くなった」を地で行っていると思います。



私は「家族を支えたい」という思いばかりが空回りしてしまい、実質的に「家計を支える」ことが出来なかった半生なので、反省しかありません。

祖父の影響でガラス職人の手伝いをした経験がありますが、夏場の暑さと滝のような汗、ガラスの重さ……ガラスで切った腕の消えない傷を見る度に、大切なことを思い出すことが出来ます。
この傷を見るだけで優しくなれるのです。


では、前座のエピソードも書いたところなので、稀代のスーパースターであるチャップリンさんの名言を考察と分析させて頂きます。
第一回目は、「笑いの力とピエロ、サンリオ」をメインで考察と分析させて頂きます。




『My pain may be the reason for somebody’s laugh. But my laugh must never be the reason for somebody’s pain.
私の苦痛が誰かの笑いのもとになることもある。
だが私の笑いが誰かの苦痛のもとになることは決してあってはならない』

……もし仮に、チャップリンさんの名言をたった一つだけ選ぶなら、私はこの言葉を迷わず選びます。
チャールズ・チャップリンという人間の「根幹」の思いだからだと感じるからです。
まずは、流れで幾つか抜粋していきます。



『Failure is unimportant. It takes courage to make a fool of yourself.
失敗は重要なことじゃない。
自分を面白おかしく見せるには勇気が必要だ』

『Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.
人生はクローズアップで見れば悲劇だがロングショットで見れば喜劇だ』

『Despair is a narcotic. It lulls the mind into indifference.
絶望は麻薬だ。
心は絶望という麻薬にだまされて無関心に陥る』

『Laughter is the tonic, the relief, the surcease for pain.
笑うことは精力剤であり安らぎであり苦痛の小休止である』

『To truly laugh, you must be able to take your pain, and play with it!
心から笑えば、人は自分の痛みを手に取って、もて遊ぶことができるはずだ!』

『The mirror is my best friend because when I cry it never laughs.
鏡は僕の最良の友だ、なぜなら僕が泣いても彼は決して笑い飛ばしたりしないからね』



……チャップリンさんの名言と歴史背景、経歴を元に考察と分析をさせて頂きます。
論ずる必要もないほどの大前提ですが、チャップリンさんという人間は、「笑いという武器で大成功した人間」です。

前述の内容ですが、両親の離婚、母親の精神病、孤児院、親の死別……幼少年期に経験がある私として、チャールズ・チャップリンという人間の素晴らしさを少しでもお伝えできるように代弁させて頂きます。
駄文を一文書きますが、身が引き締まる思いです。

チャップリンさんの人生は、悲劇の連続だったと思います。
『鏡は僕の最良の友だ、なぜなら僕が泣いても彼は決して笑い飛ばしたりしないからね』



少しだけ脱線しますが、中学生の時にセガサターンゲームの「EVE burst error」に強く影響受けました。
主人公の北條まりなの台詞が、「孤独」だった私を癒しました。

まりな『誰も私のことをわかっていない……
誰も私を見てくれない……
誰も私を気にしてくれない……

そう思ってくるとね、自分が世界で、たった独りで生きているような気がしてくるわ……

そんなときどうすると思う?』



鈴木『自分で自分を抱きしめるのですな。力強く……
そして自分に言い聞かせる。
私があなたのことを知っている、と』

『(中略)他人が滅多に取り得ない道を進んでいるのだと、むしろ喜ぶべきでしょう』

『自分が、その時点で最善と思えることをなさい。
後悔だけはしてはいけない』



……たった一本のゲームソフトに、心が救われる思いがしました。
主人公のまりなを真似するように、何度も自分で自分を抱きしめました。

何事もなく、学校に通い、友達に接し、心が壊れ始めていた母と接する際に、いつも私は道化のようにピエロのように笑わせていました。
笑えないほど苦しい現実を変えたいがために、ただ他人には笑ってほしかったのです。



チャップリンさんの名言に答えが書いてあるように私は思えます。

『心から笑えば、人は自分の痛みを手に取って、もて遊ぶことができるはずだ!』

『絶望は麻薬だ。
心は絶望という麻薬にだまされて無関心に陥る』

この二つの名言が、全てのように思えます。
人が壊れていく大きな原因は、「絶望」と「無力感」だと考察と分析を終えています。

「絶望」と「無力感」が自分を支配してしまうと、その瞬間から「自分の人生の主人公」ではなくなってしまいますから。
そして、「無関心」がまた心が壊れていく大きなきっかけである「孤独」を生み出していく。

これこそが社会の縮図、うつ病や精神疾患の大きな要因ではないでしょうか?



チャップリンさんは、壊れた母親を救いたかったのだと思います。
ただ単純に、母親に笑ってもらいたかったのだと思います。
私自身がそうでしたから。

「誰かが誰かを笑わせて、誰かが誰かを温もりで抱きしめる」
これこそが行動の伴った「愛」の一つの形なのだと私は思います。

まだまだ未熟なので、「失敗を恐れない本当の勇気」に磨きをかけられるように、一人ひとりを大切にしていけたらと思っています。

現実でも沢山笑ってもらって、ツイッター含めたSNSでも沢山笑って頂けたら幸いです。
笑ってもらう事が一番簡単で奥深い「誰かの心を抱きしめる行為」だと私は確信しています。


次回は「笑いの力、ピエロ、サンリオ」をメインに考察と分析を予定しています。
結局違う記事を書いてしまったら、「なんだ、全然違うじゃん!」と笑って頂けたら幸いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿